ドクター高橋の考え

ドクター高橋のプロフィール

医師を志したきっかけ。

小さな頃から「人のためになりたい、人を助ける仕事がしたい」という思いがありました。小学生の頃の家庭教師が偶然医学生の方で、医学のお話を勉強の合間に聞かせてくれ、人のためになるお仕事なら医者が良いと勧められたことが最初のきっかけです。しかし、医者になればどんな病気も治せるはずだ、と信じて学び、ようやく医師になったものの、勤務医時代に医療現場で教えられた事実は、医者はすべての病気を治すことはできないし、それは経験を積み、専門性を深めてもなお治せない病気が多い、という受け入れがたい現実でした。


不定愁訴の訴えは、放っておけばそのうちなくなる ?

勤務医時代から糖尿病治療を担当していたのですが、その際、「頭が痛い」「眠れない」など、不定愁訴を訴える患者さんが多くいらしたんです。不定愁訴とは、何となく体調が悪いという自覚症状はあるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態のこと。先輩医師へ解決のための助言を求めたのですが、返ってきた答えは「不定愁訴の訴えは、放っておけばそのうちなくなる」というものでした。

納得できない気持ちが、、、

私はその答えでは納得できないという気持ちを持ち続けていて、以来、何とか患者さんの痛みや苦しみを取り除きたい、と答えを求めて学びました。その結果たどり着いた一つの答えが東洋医学、漢方でした。勤務医時代はできなかったことも、開業してからは西洋医学と東洋医学、良い部分を生かし合うこの「統合治療」に取り組んでいます。

統合医療についての私の考え。

正しい治療法というのは、時と場合によっては西洋医学だけに留めていては足りません。そこで東洋医学の出番があり、良い部分を組み合わせていくことが「統合医療」です。患者さんにとって最も合う治療方法で進める必要があり、それはケースバイケースで同じ治療方法ではありません。糖尿病の例で言うと、「カロリー学説」があります。一般的に成人男性なら1日に2,500キロカロリー、成人女性なら1日に2,000キロカロリーを摂取しないと健康は維持できないというのがこの学説の示すところです。しかし、人によって必要とする食事内容やカロリーは違っていて、すべての人をこれら学説が唱える数値にあてはめることはできないと思います。その患者さんに合っている方法は何か?その見極めと適切な対応が大切なのです。

笑い声、話し声、すべてが患者様の癒しに

「患者さまと家族のように笑いあい、支えあう、安らぎのある癒やされる医療」が基本理念です。その実現のため、待合室は広く天井が高い開放的な空間を造り、受付カウンターもカーブを描いた印象的なデザインにしました。「病院っぽくない雰囲気ですね」という言葉を患者さんからいただきますが、まさにそれが狙いです。とにかく来院してくれた患者さんには笑顔で、朗らかな気持ちになって帰ってほしい。その実現のために我々は心地よい空間づくりをして、ホスピタリティを磨いています。待合室には気軽に話すことができる職員を配置していますし、診察室では私が患者さんとのコミュニケーションに集中できるように、専属事務員が代わりに問診内容を電子カルテに入力しています。患者さんの顔を見てお話を聞くことが何より大切なんですよ。

大切にしていること。

ゴールの共有が最も大切です。世界で一番癒やされるクリニックになる、というゴールを常に意識して行動すること。仮に患者さんに対して不手際があったとしても、同じ失敗を繰り返さないように修正する。シンプルです。大切なのはゴールへ向かって行動しているかどうか。また、スタッフ本人の誕生日や、そのご家族への誕生日祝いも欠かしません。このクリニックを支えてくれるスタッフは家族のサポートがあってこそだと思っていますから。あとは、うちのスタッフに常々伝えていることは、患者さんと楽しく会話してね、ということ。スタッフが楽しくコミュニケーションをとれていれば、患者さんも楽しんでくれているというわけです。なので、クリニック内はみんなの会話や笑い声でにぎやかですね。

スタッフが自ら学ぶ環境。

ええ。私は常日頃、自分がやりたいことをやっています。働くことについても同様で、私のポリシーは「Want to do」です。「Have to do」だと自分の意思ではなく「他人にやらされること」ですが「Want to do」は自分が進んで「やりたいこと」なので最高のモチベーションを保って取り組むことができます。ですから、例えば学会や勉強会への参加についても、スタッフが参加したい、学びたいと思う学会やその他勉強会などへの参加を奨励しています。そしてその内容をフィードバックしてもらい、新たな知識や情報がクリニック全体に入ってくるという好循環。また、スタッフ自らが糖尿病治療についての勉強会を立ち上げて月に1度、隣の調剤薬局にて実践しています。「Want to」で仕事に取り組むスタッフが多いことが、多くの患者さんに喜ばれている理由だと思います。

自分にしかできないことに挑み続ける

糖尿病についての勉強会の開催。

3年前から始めており目的は3つあります。1つ目は住民向けに糖尿病に関する知識を啓発すること、2つ目は区内の医療従事者の糖尿病に関する知識レベルを上げること、3つ目は次世代の糖尿病医療従事者を育てることです。その他にも地元の川の掃除をしたり、「笑いの会」という落語の院内イベントを開催するなど、挙げれば多くの活動をしていますね。なぜこんなに沢山の取り組みをするのか、それは根本である「癒やし」を提供したいからです。来院された患者さんが幸せに、朗らかな気持ちで帰ってもらう、そのために我々がいるのです。

常にエネルギッシュに。

ここでしか、私にしかできないことを求めているからでしょうか。そうでなければいけないのです。皆それぞれ自分にしかできないことがある。そして自分のやりたいことをやるということ。やりたいことが沢山あるので、時間管理はどうしているのですか?とよく聞かれますが、私はやりたいと思って実行していることばかりなので、苦に感じたことなんてないんです。先ほども話をしましたが「Want to do」の行動に「疲れ」は無縁です。一方、「疲れている、忙しい」と感じるのは「Have to do」思考になっているからです。物事を自分のやりたいことにしてしまう、それがコツだと思います。

分子整合栄養医学等の栄養療法、マインドコーチング

糖尿病診療や他の内科診療 開業医の在宅等の診療等に関しては私でなくても他の糖尿病専門もしくは在宅専門の開業医の先生方がいればできることです。緑市民病院在籍中に痛感したのは、このままでは自分は歯車の一つにすぎず、私がいなくなってもまた大きさの違う歯車がきてまた回っていくだけ。

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